株式会社 北国からの贈り物

新時代ビジネスのカギを握る二人の出会い

株式会社 北国からの贈り物
代表取締役 加藤敏明 様

担当:アークス総合会計事務所 大久保雅史

株式会社 北国からの贈り物 代表取締役 加藤敏明 様
株式会社 北国からの贈り物
代表取締役 加藤敏明 様

インターネットがソフト、ハードともに近年、目覚しい進化を見せているのは周知の通り。ネットビジネスも歩を揃え、急成長を遂げている。

中でも人気の〝お取り寄せグルメ〟。その火付け役とも言えるのが、海産物の卸業から転身した「株式会社 北国からの贈り物」である。

従来は業者に卸していたものを、ネットを通じユーザーに直販することは一見似たようなビジネスに思えるが、実際は異質のもの。商売のプロセスは極めて複雑であり、またネット業界の進化スピードが凄まじい故、収支構造は日々変化する。

したがって会計業務に関しても、繊細かつスピードが要求されることになる。ここに現れ、事業拡大に貢献してきたのが、アークス総合会計事務所の大久保雅史である

kitaguni-02
アークス総合会計事務所
大久保雅史

代表の加藤氏の父親が北海道で1965年に創業した加藤水産は、カニをはじめとする魚介類を地元のホテルやレストランに卸すのが主な業務だった。

それまで東京の設計事務所に勤めていた加藤氏が関わったのは1998年からで、通販事業部を自ら立ち上げ担当。ここが現事業のスタートとなる。この頃、現在の市場の大部分を占める「楽天市場」も始まった。「北の果てで獲れた海産物が、ネットを通じ全国の人たちに食べてもらえる」。この新たな販売の切り口に加藤氏は賭けたのだった。

ところが自社のHP上で通販を始めた当初は、月に一個程の発注ペース。卸業では1日500kg~1tのカニが動くという中、加藤氏がやっていることは社内で理解がなかなか得られなかったという。

もちろん自身も決して勝算が見えていたわけではなかったが、これを支えたのが、最初の注文客の「美味しかったです。普段おとなしい子供たちもはしゃぎ、久しぶりに家族団らんが楽しめました」という一通のメール。エンドユーザーとリアルタイムで接することができるこの商売への、確かな手ごたえだった。そして1999年、楽天市場に出店。月に5万の投資は大きなリスクだったが、売り上げはここから一気に伸びることになった。

kitaguni-03
株式会社 北国からの贈り物
代表取締役 加藤敏明 様と
アークス総合会計事務所 大久保雅史

その後ネット通販事業は軌道に乗り、どんどん拡大していく。埼玉県の越谷市にこの事業の拠点も作った。ここで問題になったのが会計業務であった。しばらくは北海道の本部を担う会計士が担当しそれなりに機能していたが、何万人という顧客と取引をし、さらに日々変革が起きる業界で生き抜くために、また自分自身が経営者として成長するためにはもっと会社の数字を短いスパンでしっかりと把握しなければならないことを加藤氏は感じていた。