株式会社レ・ザック

目に見えない歴史

株式会社レ・ザック 取締役社長 外山雅之、
CHAIRMAN 外山善昭
& アークス総合会計事務所 小松祐介 大久保雅史

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アークス総合会計事務所は2001年に設立、となっている。だがもちろん、ある日突然降って湧いたわけではなく、そこに至るまでの過程が存在する。歴史は設立以前から始まっていた。その生き証人とも言える、アークスの前身時代から今日まで約30年、歩みをともにしてきたのが輸入商社、株式会社レ・ザックである。この間代表をつとめた外山善昭氏と雅之氏親子は、アークスのことを誰よりも良く知る人物なのである。

現在は会長業をつとめる善昭氏の父親がワイシャツの卸業を開始し、アークスの前身である大浦会計事務所と付き合い始めたのが約30年前のこと。大浦会計事務所をその後引き継ぎ、アークスを築いたのが小松である。この時代はまさに、会計帳簿が手書きだったアナログ時代からコンピュータシステムが駆使される近代のスタイルとなるまでの過渡期であり、善昭氏はその分野におけるアークスの成長も同時に見届けてきた。「まさに人間関係の中でしか、取引が成り立たない時代だった」と、30年前を振り返る善昭氏。当時は銀行通帳さえも手書きだったというが、つまり会社の数字を委ねる会計事務所においては、現在よりはるかに信頼関係が重要だったことになる。設立の段取りから世話になっているだけに、レ・ザックが大浦先生に全幅の信頼を置いていたことは想像に難くないが、そこから小松に引き継がれ、その後現大久保に引き継がれていく間には、当然周りから別の事務所が紹介されることもあっただろうし、90年代となれば新しいシステムを次々と取り入れ客を奪って行く、会計事務所同士の激しい競争があった時代でもある。しかしここまで、ただの一度も他社と量りにかけることはなかったという。先見に対し頑なであることは決して良いことばかりではない。だが現社長の雅之氏に言わせると「私が見る限り小松さんも大久保さんもITへの造詣が深く、アークスは最も進化が早かった部類に入るはず」。頑なであっただけではない。時代を見抜いた上での選択でもあったのである。