【賞与支払届について】

今回は、賞与を支給した際の手続きについて紹介させていただきます。

事業主が被保険者へ賞与を支給した場合には、「被保険者賞与支払届」を作成し、「被保険者賞与支払届総括表」を添付して支給日から5日以内に年金事務所(日本年金機構)へ届け出なければなりません。
(健康保険組合に加入している事業所は、健康保険組合にも提出します。)

この届出内容により標準賞与額が決定され、これにより賞与の保険料額が決定されます。
(年3回以下支払われる賞与等については、毎月の給与と同様に保険料を納付することになっています。)

☆標準賞与額とは・・・
賞与等の支給額の千円未満を切り捨てた額のことをいいます。
保険料の計算は、「保険料額表」を使用するのではなく、標準賞与額に毎月の給与にかかる保険料率と同じ保険料率を乗じて計算します。
保険料は、事業主と被保険者が折半で負担します。

この標準賞与額には健康保険・厚生年金保険でそれぞれ上限が定められています。
  健康保険   → 年度の累計額・・・540万円
  厚生年金保険 → 支給1月につき・・・150万円
※同月内に2回以上支給される場合は、合算した額で上限額が適用されます。

なお、年4回以上支払われる賞与等については、標準報酬月額の対象となるため、この届出を行う必要はありません。

《対象となる賞与》
賃金、給料、俸給、手当、賞与その他いかなる名称であるかを問わず、労働者が労働の対償として受けるもののうち、年3回以下で支給されるものをいいます。
なお、労働の対償とみなされない結婚祝金等は、対象外です。

☆届出用紙(賞与支払届等)について・・・
日本年金機構に登録されている賞与支払予定月の前月に、日本年金機構より被保険者の氏名、生年月日等を印字されたものが事業所宛に送付されます。

※賞与支払予定月の登録は、新規適用届、賞与支払届総括表、

算定基礎届総括表又は事業所関係変更(訂正)届の提出等により行われます。

《手続時期・場所及び提出方法》
提出時期     →    賞与支払日から5日以内
提出先       →    所定の年金事務所又は事務センター
               (都道府県により提出先が異なります。)
提出方法      →    電子申請、郵送、窓口持参

※届出用紙によるほか、電子媒体(フロッピーディスク、MO、CD又はDVD)による

提出が可能です。

◆注意点◆
育児休業等による保険料免除期間に支払われた賞与や資格喪失月に支払われた賞与(保険料賦課の対象とならない賞与)についても賞与支払届を提出する必要があります。
この場合において決定された標準賞与額も年度の累計額に含まれます。

《添付書類》
○健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届総括表
 ※この総括表は、賞与の支払いがなかった場合も提出が必要です。
○健康保険標準賞与額累計申出書(該当する場合のみ)
 ※この申出書は、同一年度内で複数の被保険者期間があり、標準賞与額の

年度累計額が上限額540万円を超える旨の申出が被保険者よりあった

場合に事業主が提出するものです。

提出期限は支給日より5日以内となっています。
提出期限を守って、早めに手続きを行ってくださいね。